波乱万丈な人生を生きる一人の女性“双葉”が余命宣告を受けてから、生きている間にするべきことを成し遂げていく話し。
血縁関係を超えた『家族愛』がテーマ。だと思う。
実際、こんなに薄幸な人でバイタリティーにあふれた人いるのか?
「映画なのだから、こんな人物などいるわけはない。」
って、思う人もいるでしょうが最近、私は身近にこの主人公のような波乱万丈の人生を今、生きている人と知り合った。
2年前にもこの人にいったい何が起きたの?って思うような人とも知り合うことがあった。
事実は映画よりも奇なり…というところ。
むしろ、映画とかの方が緩衝材が合間に施され、リアルさはもちろん欠けるし「笑い」や「救い」があるから安心して観ていられる。
現在進行形で今の宿命と向き合い生きている人が身近にいると、自分の甘さが浮き彫りにされて何かエールを…なんて、自分で自分をせせら笑ってしまう。
っていうか、そういう人は本当にタフでいられるのだろうか?愛情深く生きれるのだろうか?現実には多少でも捻くれたり、薄情になったり、人や世間をさげすんだりするものだと思う。
双葉が何故、タフで愛情深い人として成長できたのか?私はそのバックボーンが知りたい。と、思った。
主人公の双葉は末期がんに侵されてしまうわけですが、私の母も2013年に癌を患って他界をした。末期がん患者の形相は見事に再現がされていて、私は母の顔を思い出さずにはいられなかった…。
2012年5月に卵巣がんが見つかって手術…抗がん剤治療を半年続け経過観察。2013年6月に癌の転移が発見…余命長くても2~3ヶ月と言われた。
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