すごもりシネマ

お家(時々、映画館)で観てきた映画の個人的な感想

No.001『湯を沸かすほどの熱い愛』☆ネタバレ無

f:id:yumcha_low:20201012100534j:plain

(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会


10/29(土)公開 『湯を沸かすほどの熱い愛』本予告篇

波乱万丈な人生を生きる一人の女性“双葉”が余命宣告を受けてから、生きている間にするべきことを成し遂げていく話し。

血縁関係を超えた『家族愛』がテーマ。だと思う。

湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [DVD]

湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [DVD]

 

実際、こんなに薄幸な人でバイタリティーにあふれた人いるのか?

「映画なのだから、こんな人物などいるわけはない。」

って、思う人もいるでしょうが最近、私は身近にこの主人公のような波乱万丈の人生を今、生きている人と知り合った。

2年前にもこの人にいったい何が起きたの?って思うような人とも知り合うことがあった。

事実は映画よりも奇なり…というところ。

むしろ、映画とかの方が緩衝材が合間に施され、リアルさはもちろん欠けるし「笑い」「救い」があるから安心して観ていられる。

現在進行形で今の宿命と向き合い生きている人が身近にいると、自分の甘さが浮き彫りにされて何かエールを…なんて、自分で自分をせせら笑ってしまう。

っていうか、そういう人は本当にタフでいられるのだろうか?愛情深く生きれるのだろうか?現実には多少でも捻くれたり、薄情になったり、人や世間をさげすんだりするものだと思う。

双葉が何故、タフで愛情深い人として成長できたのか?私はそのバックボーンが知りたい。と、思った。

主人公の双葉は末期がんに侵されてしまうわけですが、私の母も2013年に癌を患って他界をした。末期がん患者の形相は見事に再現がされていて、私は母の顔を思い出さずにはいられなかった…。

2012年5月に卵巣がんが見つかって手術…抗がん剤治療を半年続け経過観察。2013年6月に癌の転移が発見…余命長くても2~3ヶ月と言われた。

続きを読む