映画への情熱って…
雑踏の中に迷い込んだ気分で…今は映画に向き合えず…
2024年になってあっという間に2ヶ月が過ぎます。
今年もたくさん映画を観て思いの丈を語りたい!と、思っていたものの、生活のリズムが少し変わり、歳のせいか気力が長続きせず…映画に向き合う気持ち自体が若干弱まっています。
某映画レビューサイトで2019年から月に数本のレビュー記事を書いていましたが、去年の夏ごろから映画を観るのが精一杯で、すぐに執筆に取り掛かれない…そんな状況でした。
生業ではありませんがサイトの管理運営をしているメンバーは、映画に対する思いが遊びではありません。とても真摯に向き合っている人達ばかりです。
そんな方々がど素人の私にも誠意をもって対応してくださり、感謝するとともになんとなく申し訳ない気持ちに陥りました。
そしてその反面、私には私なりの映画の愛し方があるのでは?と思うようにもなりました。自分が見たい映画を好きなタイミングで観て、感じたことをブログに書く…本来の私に帰ろうかなと思っています。
すこし去年観た作品を振り返ります。
【2023年観た映画のベスト監督】
イ・チャンドン(韓国)監督です。
8月に『イ・チャンドン アイロニーの芸術』というドキュメンタリーと、期間限定で監督作品が上映されました。
その中で私が鑑賞したのが、『ペパーミント・キャンディー』(1999)、『オアシス』(2002)です。
イ・チャンドン監督はその時代でタブー視されている社会問題に切り込んできた監督です。監督は自国内の社会問題を取り上げつつ、世界共通の認識に立って“人”としての在り方や人生について作品に落とし込んでいます。
多様性への肯定を求められる昨今に理解と共感、生き辛さを抱える人たちには力強く生きるヒントが描かれていました。
【2023年観たアニメのベスト作品】
関連記事は書いていません。2023年視聴したアニメのベストは、Netflixで配信された『PLUTO(プルートウ)』がとても印象深く、AI技術の発達が目まぐるしくなっている現代で、そのAI(ロボット)と共存する近未来の地球の危機を描いたものです。
原作は浦沢直樹のマンガですが、内容は手塚治虫の『鉄腕アトム』に登場する、世界最大のロボット“PLUTO”に焦点をあて、より人間に近い形となったアトムが登場します。
とある陰謀で世界各国で誕生した有能な“ロボット”が次々と破壊され、ロボット刑事であるゲジヒトが、謎の巨大ロボットが関係している情報をつかみ、やがてAIとは別次元の能力によって、アトムや妹のウランも関わっていきます。
【2023年ベスト作品:邦画】※順位ではなく鑑賞順
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【2023年ベスト作品:洋画】※順位ではなく鑑賞順
2023年もすてきな映画に出会えました。そういう出会いはこれからも続きます。